環境構築のハードルを乗り越える.
Raspberry Pi Pico こと本体のRP2040の開発基板を買うつもりはなかったもののつい手が滑ってTiny2040[1]を買ってしまった. 選択肢が増えることは悪いことではないからね.
どっさり.
RP2040では本来 Raspberry Pi Pico C/C++ SDK[2] を利用して開発を行う. が, 開発環境の構築のハードルの高さを考えると, 既存のIDEが使えるのがよい. こうして全ては Arduino に集約されていく.
基本的にすべきことはESP32のようなArduino以外のボードと変わらない. 内容は[3]のまま. まずは Arduino IDE に以下のリポジトリを追加する. 「ボードマネージャ」から「Raspberry Pi Pico/RP2040」をインストールするだけ.
https://github.com/earlephilhower/arduino-pico/releases/download/global/package_rp2040_index.json
通常ではこの時点で「シリアルポート」からデバイスの接続が確認できるが, RP2040は認識されないらしい. また書き込みを行う場合は「BOOT」スイッチを押しながら接続する必要がある[4]. 「BOOT」スイッチを押しながら接続するとUSBバス上では「RP2 Boot」として, またドライブとして「RPI-RP2」としてマウントされる(この時点でも「シリアルポートには表示されない」).
この状態ですでに書き込みが可能で, Arduino IDE が自動でボードを選択して書き込みしてくれる(ボードが複数刺さっていたらどうなるんだ🤔). この時デバイスの設定は以下の通り. 設定値は「CPU Speed」以外はてきとう. 「USB Stack」は「 Adafruit Tiny USB」とすると Adafruit_TinyUSB.h
をインクルードできる. インクルードしてどうなるかはわからない.
- ボード: Adafuit QT Py RP2040
- Flash Size: 8MB (no FS)
- CPU Speed: 133MHz
- Debug Port: Disabled
- Debug Level: なし
- USB Stack: Adafruit Tiny USB
この状態でシリアルポートを利用するプログラムを書き込むとようやくシリアルポートが使えるようになる. [3]と同様に「Temperature」のスケッチ例を使ってCPU温度が表示できるか確認する.
GPIOの利用に関しても違和感なくGPIOの数字だけでピンを指定できる. Tiny2040の RGB LED なら, それぞれ 18
, 19
, 20
を指定するだけ. (Serial
が使えてしまうので)Arduinoのライブラリがどこまで利用できるかは不明だが, Arduinoを触ったことがあればある程度使えるのはとてもありがたい.
Lチカ(ゲーミング) pic.twitter.com/b3D0qoI3bn
— toms (@toms74209200) October 16, 2021
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